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美しい国、日本

 「美しい国、日本」は、取り戻せたのか、築き上げられたのか。

 「大きな農地で、大きく稼ぐ!」で農業は変わったのか。

今日、畑の草刈りをした。一昨年まで篤農家から使ってもらっていた畑であるが、昨年からもうつくれないので帰すといわれた畑である。河沢地籍ではあるが吉川の左岸にある飛び地であり、今は8軒余りの家の畑のうち、辛うじて一画のみ、道之下集落の人が耕作をしていてくれているだけで、後は荒れ地になってしまった。

 里山は完全に見捨てられ、負の遺産となってしまっている。

畑も家庭菜園以外は荒れ地が広がっている。畑は特に手がかかるため、畑作専業農家は皆無であろう。

 荒れ地を見て「美しい国、日本」と呼べるだろうか。耕し手もない荒れ地を見て「大きな農地で、大きく稼ぐ」という農業へ向かっているのだろうか。

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